11月3日に歩いた裏英彦山の紅(黄)葉がよかったので、「次は三郡縦走をやろう」とマスターと約束していました。 そこで9日に紅葉の下見をしたわけですが、前述の通り期待は裏切られました。
行き先を変更するかどうか相談した結果、紅葉はあきらめて歩きに徹することになりました。
本日のコースは
昭和の森~宝満山~~~若杉山~昭和の森
八つのピークを踏んで歩行距離約26kmのロングコースです。
(山行の模様はマスターのブログと併せてご覧ください。)
明るくなりかけた6時半過ぎに昭和の森駐車場を出発して河原谷(ごうらだに)をゆっくりゆっくり登ります。
宇美新道(猫目コース)登山口
ちょうど1時間でうさぎ道へのトラバースルートの分岐まで来ました。
直進すると難所ヶ滝、右の沢を渡るとうさぎ道へのトラバースルート
(余談)
うさぎ道へのトラバースルートと言えば、先日歩いていて気が付いたことがあります。
河原谷コースとうさぎ道の間にはもう少し上部(東側)にもう一本トラバースルートがあって、中間にはこの2本のルートをつなぐ渡りのルートもあります。(今年の冬も歩いています。) しかし、いつからかは判りませんが上部のルートは分岐の目印が無くなっていたり、小枝のバリケードが置いてあったりしています。 不慣れな登山者が迷わないようにとの配慮からでしょうか?
2本のトラバースルートをつなぐ渡りのルート分岐
ここで沢を渡り、9日に宝満山からの下りで歩いたコースを逆に登り、宝満山山頂に立ち寄ります。
竈門神社上宮(宝満山山頂)でこれからの縦走の無事を願う(?)マスター
ここから縦走開始です。 しばらくは来た道を戻り、仏頂山(2つ目のピーク)を通過します。
宝満山から30分ほどで河原谷分岐(難所ヶ滝から直登してきた合流点)です。
河原谷分岐
更に15分で難所ヶ滝トラバースルート分岐です。 9日に難所ヶ滝から上がってきた場所です。
途中で、東側の景色や三郡山山頂も望める展望岩からの眺めを楽しんだりしながら、10分余りで
頭巾山(とっきんやま)山頂への分岐です。 山頂に立ち寄ります。
頭巾山山頂への分岐
頭巾山山頂
山頂からは直接昭和の森へ下る頭巾山ルートもあります。 かなりの急コースです。
縦走路に戻り、天の泉から10数分急坂を登るとまもなく三郡山のドームそばに出ます。
三郡山山頂 ここで10分余り休憩してエネルギー補給をします。
まだまだ先は長いです。ここまでちょっとのんびり歩き過ぎたので、気合を入れて出発します。
急坂を下るとまもなく欅谷(つきだに)Bコースの分岐です。 昭和の森へエスケープできます。
いい雰囲気でお気に入りの場所
沢山のオバケキノコに取り付かれた木
足元だけでなく、ずっと上まで生えていました。
11月3日(文化の日)、英彦山豊前房高住神社は毎年秋季大祭の日で護摩修法などの行事に多くの関係者や見物客が訪れるようです。 しかも紅葉の時期でもあるので、普段より多くの登山者も訪れることは容易に想像できます。 それでもこの日この山を選択したのは、10月29日に小雨の中豊前房まで紅葉の下見に来て、山の紅葉が見頃を迎えつつあることを確認していたからです。
今回もマスターを誘って、最近知名度も上がり登山者も増えてきたとは言え、まだまだ静かな山歩きが期待できる裏英彦山道を歩くことにしました。
豊前房に着いた6:45、道路脇の駐車場は大祭関係者のためなのかバリケードで閉鎖されていましたが、道路下の舗装された駐車場は登山者の車が数台留まっているだけで無事に駐車することができました。
ゆっくり朝食&準備を済ませて出発します。 本日の行程は次の通りです。
豊前房駐車場(7:35)~裏英彦山登山口(7:54)~ケルンの谷(9:08-9:14)~小休止(17)~
籠水峠(10:28)~南登山道鬼杉分岐(11:01)~材木石(11:14-11:37)~南岳(12:20)~
中岳(12:34-14:34)~北岳(15:02)~溶岩の壁(15:25)~高住神社(15:58)
豊前房から国道500号を東に進んだ県道451号の分岐から少し先に薬師林道の分岐があります。
林道を10分程進むと右手の杉林に裏英彦山道の取り付きがあります。
杉林の急登を10分程進むと自然林に変わります。
北側の添田方面は低い雲が立ち込めています。
急登はまだ続きます。
登山口から約25分、南東側が展望できる崖の上に出ます。
この先から落葉の絨毯を踏んで北岳の東から南斜面をトラバースする気持のいいルートに変わります。
しかし、足元は左側にかなりの傾斜のところも多く、紅葉に気を取られて滑らないように注意します。
姿のいいケルンに思わずカメラを向けるマスターとmamatias。
全体的には黄葉が多いようですが、中にはこんな鮮やかな紅葉も。 陽が指してくれると尚いいんですが、贅沢は言えません。
テープを頼りに苔むした岩の上を滑らないように慎重に下り、ケルンの谷に到着します。 この辺りは紅葉が少ないようです。
垂水の壷を通過してしばらくすると、ロープが張られた崩壊箇所があります。
紅葉を楽しみながら歩いているうちにもう籠水峠まで来てしまいました。
鬼杉ルートとの合流地点です。 ここからは多くの登山者と前後しながら歩きます。
材木石の上で小休止します。
鎖場の下の展望岩からの眺めです。 西からガスが流れて来ていますが何とか観ることができました。
鎖場は登り、下りの登山者で混雑しているので、焦らず紅葉を眺めながら待ちます。
第二の鎖場を登り上がったところで休憩されていたご夫婦から、「ブログ見てますよ。」と声を掛けていただきました。 きっと背中の”エル”を見て気付かれたんだと思います。 ありがとうございます!
そして、第三の鎖場の途中で離合待ちをしていると、下から懐かしい顔が。 ”ぴろ。”さんです。 聞くと、最近は毎週のように英彦山通いらしく、今日は初めての裏英彦山を我々と同じルートで歩いてきたとのことで、中岳まで同行します。
南岳山頂
ちょうど昼時とあって、中岳山頂は多くの登山者で賑わっています。
我々もここで昼食休憩します。
マスターがアルコールバーナーで豚まんを温めてお裾分けしてくれました。
食後のコーヒーも。
陽がさしてきたり、ガスがかかったりの天気ですが、11月とは思えない暖かい山頂で2時間ものんびりしてしまいました。 ここで、バードラインを下り豊前房まで戻るぴろ。さんと別れて北岳へ向かいます。 ここから先は登山者の姿もほとんど見かけなくなりました。
山頂手前のお気に入りのブナ林。
北岳山頂
急坂を北岳の肩まで下り、左折して高住神社まで下ります。
存在感のある屏風岩
高住神社はまだ賑わっていました。
我々も温かい笹湯をありがたく頂き、駐車場に戻りました。
遅くなってしまいましたが、先日(10月9日)の八郎岳下山後のつづきです。
山では食事休憩もせずに下りてきてしまったので、時刻はまだ12時半です。 折角なので長崎半島を観光しました。
まずはR499号線を南下して、国道沿いにある高浜海水浴場です。 ここは高校生時代の夏休みによく来た懐かしい場所です。 随分と整備されているようですが、砂浜と海の風景は昔のままです。
オフシーズンになり誰もいない静かな浜辺で昼食を摂りました。
霞んでいますが、沖には高島、中ノ島や人工島の端島(軍艦島)も見えます。
行ったことはありませんが、高島や端島からの同級生も沢山いました。
軍艦島
足元にはこんな光景もありました。 カニの子どもが魚の頭を無心に食べていましたが、人の気配を察して砂のなかに潜ってしまいました。 潜らなくてもほとんど判らないと思いますけど。
すぐ近くには高浜温泉がありましたが(昔はなかった)、今日は野母町にある野母崎海の健康村にある「陽の岬温泉」に立ち寄りました。 窓の向こうには軍艦島も見えています。
気持のいい温泉でさっぱりしたあと、長崎半島の先端にある権現山(198m)に行ってみました。
ここは日本本土の最西端のあたり、山頂には展望台があります。 遠くは鹿児島県甑島まで見ることができるそうです。
江戸時代寛永15年(1638年)には幕府の遠見番所が設けられたという歴史ある場所です。
このあとは脇岬から橋でつながった樺島にある「オオウナギ生息地」に行きました。 昔は小さな渡し船で渡った記憶があります。
島の狭い路地を歩くと民家と民家の間にある小さい井戸があります。 ここがオオウナギの生息地です。
奥には水槽を覆う粗末な小屋や”うな太郎之墓”があります。
うな子ちゃんとうな次郎くんです。
最後に近年リゾート観光地として賑わっている伊王島に初めて行ってみました。
のちに南極観測船”宗谷”として有名になった砕氷船を1938年に建造した川南造船所があった長崎市香焼町(現在は三菱重工長崎造船所があります)から、伊王島大橋(2011年3月27日開通)を渡るとあっという間に伊王島です。
島をぐるっと一周してみたかったのですが、長崎市による規制でマイカーは「やすらぎ伊王島」までしか行けません。 ここの大きな無料駐車場に置いてシャトルバスかレンタサイクルで観光するようになっています。 すでに夕方で日没も近いので、観光はあきらめて島をあとにしました。
この日は某所で車中泊し、車中で楽しい晩餐となりました。
翌10月10日は大村市を経由して佐世保市某所を目指します。
まずは、大村市街と大村湾の眺望を楽しもうと大村市中央部にある琴平岳(334m)に向かいました。
ここも戦国時代、歴史の舞台となったところです。
残念ながら、今日も霞んでいてきれいな景色は観ることができませんでした。
お昼の食事に立ち寄ったのは、長崎医療センター近くにある魚料理の店「一角」です。 ここは魚が旨いし、日本酒や焼酎にもこだわっていい品揃えをしています(残念ながら、いつも車なのでお酒を楽しんだことはまだありません)。
なかでも、higetiasのお気に入りは、
あなご鮨(950円)
絶品です! 赤だしは別料金(350円?)ですが大椀で魚のアラの量も半端じゃないし、旨い。
久々の好物に満足して、いよいよ、次の向かったのは、今回の小旅行で八郎岳と並んでもう一つの目的だった佐世保市の焼物の里”三河内”です。
今日は10月6日から開催されていた第56回「三河内陶器市」の最終日です。
最終日の午後とあって、透かし彫りや絵付け体験コーナーは客も少なめで、係りのおじさんもヒマそうです(笑)。
mamatiasは掘り出し物をたたき買いしています。
近隣の波佐見焼や有田焼も出品されているなか、お目当ての「平戸松山窯」も出店していました。
寛永時代から16代つづく平戸松浦藩ご用達の唐子絵窯です。
うーん、さすがにここはみないい値が付いていますね~。
mamatiasは唐子の絵柄はあまりお好みではないので、別の絵柄の器を数枚買って帰路に着きました。
完
昨年の9月25日以来実に13ヶ月振りの三俣山です。(坊ガツルのテントの中からはいつも見上げているのに、こんなにご無沙汰していたのかとちょっと意外でした。)
平日にもかかわらず、朝7時の長者原駐車場はすでにほぼ満車状態です。 紅葉の時期、三俣ではこれまで天気に恵まれることがあまりありませんでしたが、今日は期待できそうです。
爽やかな風が吹く秋晴れのなか、約9時間半の山歩きで紅葉を満喫しました。
本日の行程は以下の通りです。 後で調べてみたら、前回とほとんど逆廻りのルートでした。
硫黄山道入口(7:17)~すがもり越(8:26-8:40)~西峰(9:03)~Ⅳ峰(9:23-9:31)~
本峰(9:35)~北峰(10:10-10:40)~大鍋の底(11:22-11:34)~南峰(11:59-12:40)~
坊ガツル(14:00-15:08)~雨ヶ池(15:45)~(指山観測道)~硫黄山道入口(16:43)
今回は途中の写真はほとんどありませんので、紅葉の写真のみUPします。 前記事と併せて見て頂ければと思います。
北峰周辺の状況です。
北峰、大鍋、小鍋周辺を楽しんだあと、南峰のテラスで昼食休憩。 ここで、せっかくだから大船まで足を伸ばそうかとも思いましたが、坊ガツルまで降りた時点で判断しようということで、コーヒータイムはお預けにして南峰東斜面を直下りしました。
南峰東斜面の紅葉
樹林帯に入ってからは滑る黒ぼくに悪戦苦闘しながら坊ガツルまで降りてきました。 時刻は14時、夕駆けにはちょうどいい時刻ですが、今日は”おんぶで登山”犬エルを置いてきていることもあり、この時点で大船はあきらめました。 そうと決まれば大船林道沿いのテーブルでまったりとコーヒータイムです。
最後の氷&カルピスです。
雨ヶ池を通り、指山自然観測道経由で車まで戻ります。
指山自然観測道の途中から見上げる三俣北峰の北斜面
指山観測道はほとんど紅葉&黄葉は見られませんでした。
唯一見れた綺麗な紅葉です。